灘へ見送る 初時雨 ヨホイ ヨホイ デッカンショ
裏の五畝田に 取れたよ取れた ヨイヨイ
二石五斗五升 米が取れた ヨホイ ヨホイ デッカンショ
霧の雫に ぬれぬれ朝を ヨイヨイ
山に乙女の 栗拾ひ ヨホイ ヨホイ デッカンショ
かみしめなされよ 川北大豆 ヨイヨイ
色が黒ても 味がよい ヨホイ ヨホイ デッカンショ
波多野秀治(はたのひではる) 眞の武士よ ヨイヨイ
君の御爲 御所造る ヨホイ ヨホイ デッカンショ
王地山下に 眠れる大儒(だいじゅ) ヨイヨイ
操 松崎 蘭谷さん ヨホイ ヨホイ デッカンショ
栗が落ちるか 主くるよさか ヨイヨイ
裏の林に 音がする ヨホイ ヨホイ デッカンショ
いがを破るな 時さへ来れば ヨイヨイ
ひとりはじけて 主のまゝ ヨホイ ヨホイ デッカンショ
思ふ主をば 蚕となって ヨイヨイ
巻いて 包んで 放しやせぬ ヨホイ ヨホイ デッカンショ
あれさ時雨よ 稲刈る乙女 ヨイヨイ
赤い襷が にじむぞえ ヨホイ ヨホイ デッカンショ
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